結婚式の会場では、参加するゲストは受付で祝儀を渡し名前を記入することになります。結婚式会場に集まった人と頂いた祝儀をチェックしている受付では、結婚式の雰囲気を壊さないようにウェディングベアを訪れたゲスト達の目につくような場所に置き、メッセージカード等をそのベアに持たせて来賓者への感謝の気持ちを伝えます。細かい気配りとなる部分ですので、小物であるウェディングベアを使って感謝の意を伝える演出です。このページでは受付に配置する小物、ウェディングベアについてご説明します。
基本は案内係となるウェディングベア
ウェディングベアを配置する理由の多くはウェルカムボードと同じ会場への案内とゲスト達への挨拶です。ウェルカムボードとウェルカムベアの両方を用意してそれぞれ別の位置に配置することで案内を見落とすのを防ぐという方法もあります。ウェディングベアは基本的にウェルカムボードと違って写真やメッセージ、会場への案内を直接掲載することができないので、式場案内としての役割を持たす場合には丁度クマの手にメッセージカードを持たせるような形で、案内等を記載したカードを別に用意する必要があります。
ウェディングベアを注文すると大抵このメッセージカードがついてくるので特に別途購入する必要はないでしょう。ウェディングベアはタキシードを着用した花婿タイプとウェディングドレスを着用した花嫁タイプの2つがセットになっている場合が多く、これから結婚する二人を真似たデザインでかわいらしく置かれているのを良くみかけます。結婚はこれから夫婦となる二人の宣言であり、それを祝い見守って下さいとの思いが込められたイベントです。その雰囲気を受付で感じ取ってもらうためにも、是非ウェディングスタイルのベアを飾っておきましょう。
ウェディングベアが結婚する二人の代わりに受付
実際に会場前で受付を行うのは、新郎・新婦の家族、親族が担当しますが、ウェディングベアは訪れたゲストに対して当日受付に立って挨拶することができない新郎・新婦の代わりに配置するのが通例です。そのため、二つのベアはタキシードとドレスを着用し、さながら二人の代役のような出で立ちで受付でゲストをお待ちするのです。二人からの心のこもった感謝のメッセージをカードにし、それを持たせて受付でゲスト達を迎えるという大事な役割を持つウェディングベアもまた、ウェルカムボードと同じく重要な意味を持つウェディング小物と言えるでしょう。かわいらしいウェディングベアは小さいお子さんにも大人気で、ぬいぐるみとしての本領を発揮します。式が終わった後はメモリアルアイテムとして結婚した二人に記念品として渡されるので、案内係兼ぬいぐるみとその役目を充分に果たしてくれます。
一風変わったウェディングベア
前述にて「ウェディングベアには写真やメッセージ、会場への案内を直接掲載することができない」と説明しましたが、厳密に言えば直接掲載することができるウェディングベアもあります。メッセージカードを添えるのが前提のウェディングベアと違って、メッセージを直接書き込めるタイプのベアは大きめに作られており、どこでも好きな場所にメッセージが書き込めるよう装飾がほとんどされていません。色も白やピンクといった単色だけになっており、メッセージが書きやすいように配慮されています。
このタイプのウェディングベアは受付に置くというよりも結婚式の二次会で夫婦となった二人に贈られるギフトで、ゲストからのお祝いのメッセージがたくさん書き込まれたベアを渡して祝うというのが主な使い方です。新郎は青色のベア、新婦はピンクのベアといった具合に両方用意されているので、それぞれに向けたメッセージを書き込んで渡してあげればきっと喜ばれることでしょう。
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Last update:2023/4/19